石井菜穂子氏が地球環境ファシリティ(GEF)の統括管理責任者(CEO)兼議長に再任

本日、石井菜穂子氏が地球環境ファシリティ(GEF)の統括管理責任者(CEO)および議長として再任された。GEFの加盟国183カ国を代表する、32の評議会メンバーにより、二期目4年間の任期が決定された。

現在ワシントンDCで行われている、第49回GEF評議会の共同議長であるリベリア国環境保全庁のアンヤ・ボヒリ長官は、「石井氏の再任は、すべてのGEFの有権者の間で慎重に協議を行った結果。GEF評議会は、石井氏のGEF-6における改革の促進、長期戦略GEF2020の構築、増資の成功、パートナーシップの促進など、その強いリーダーシップを高く評価した。」と語った。

再任の知らせを受け、石井氏は「GEF加盟国の私に対する信頼に深く感謝している。GEFの長期戦略であるGEF2020は、今地球がその許容力の限界に達していることを認識し、その巨大な課題に対し統合的なアプローチが必要であることを強調している。地球環境を破壊することなく発展を続けていくためには、鍵となるシステムの変換が必要。今後GEFは、こうした制度変換を支援するうえで、重要な役割を果たすことができると確信している。」と述べた。

ケニアのワクング環境・自然資源大臣も、「石井氏の再任を心から歓迎する。GEFは、ケニアの重要なパートナー。パートナーシップを強化し、国の優先事項と合致した支援を進める石井氏の活動を称賛している。今後も、石井氏のリーダーシップのもと、GEFとの関係を深めていきたい。」と語った。

昨年、GEF総会を主催したメキシコのルイス・ビデガレイ・カソ財務大臣は、「GEFの創設メンバーとして、そして戦略的なパートナーとして、メキシコはGEFのCEOとしての石井氏の仕事を高く評価し、認識している。2014年のGEFの第6次増資の成功、そして地球環境問題に対応する有効な資金配分を行う上で、彼女は大変重要な役割を果たした。」と述べた。

石井氏の統括管理責任者(CEO)兼議長としての任期は2020年7月まで。GEFの規約によると、GEFのCEO兼議長は最長二期勤めることができる。

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